中世ヨーロッパでは騎士道の象徴であり、盾の形状や紋章は厳格に規定・区分され、紋章を見れば騎士が誰かが分かる程だった。この盾の紋章から、西欧の紋章は発展した。騎士には必ず盾持ちの従者が伴っていたが、中世終期には鎧が全身を覆う頑丈なプレートアーマーとなり、盾の大きさは小さくなったが、その必要性は変わらなかった。(ハンマーやメイス等の打撃武器に鎧は弱く、投石、熱した油、剣・槍や矢、火炎放射などの攻撃を受け流すのに盾は有効だった)
日本
日本では、中古以降、地面に固定する型の盾(掻盾、垣盾などといわれる)が主に使われ、手で持つ型の盾(手盾)はあまり人気がなく、日本の地形(高低差が激しく草木が密生しているため盾が引っかかり動けなくなる事が多かった)と戦い方に向かなかった。 しかし戦国時代になると矢だけでなく鉄砲の銃弾からの防禦も勘案されるようになり、その利便性と防禦性の高さから竹束が用いられるようになった。これには大型の物と小型の物が存在し、小型の物は手に持っての銃弾防禦が可能であった。この盾の使用法は弾丸の入射角に対し逸らせるよう斜め鋭角に設置する。 また、濡らした厚地布を建物の門や戸口などに設置することでカーテンの原理により弾丸を逸らす事実上の置き盾も少数例ながらあった。同様に矢玉避けに背負う母衣も盾と見ることが出来る。 手盾については後述の項目:東洋の盾→陣笠を参照。
現在 [編集]
金属で補強された盾の場合、盾の縁を武器で連打して大きな音を出し、敵を威嚇することに使われた。(古代でも金属で補強されているもので使われたことがある)これは日本の機動隊などポリカーボネート製の盾を装備する現代の暴徒鎮圧部隊でも行われる事がある。
多くの場合、盾に槍などの大きな異物が突き刺さったりすると、大抵の盾はバランスが悪化し、持ち運びしにくくなって投棄せざるをえない。その為、投槍などで先制するなど、対抗策がいくつも生み出されている。
盾の形の分類 [編集]
四角盾
長方盾
丸盾・丸楯(牌・団牌・円楯・円盾)
菱盾
逆三角盾
楕円盾
五角盾
木の葉盾
槍盾
剣盾
環盾
盾の大きさの分類 [編集]
小盾・小楯(30cm以内)
手楯・手盾・楯・盾(30~60cm)
大盾・大楯(0.6m~1m)
壁盾(1m以上)
種類 [編集]
戦闘用の盾と、儀式用の盾がある。
戦闘時に手で持つ盾と、地面に固定する大型の盾がある。後者の代表的な物はクロスボウマンが矢をセッティングする間を守るため巨大な設置式盾のハピスと呼ばれるものである。日本で盾というと矢を防ぐこのタイプをいう。
種類ではないが鎧に盾の一部が付いている物が世界中にある。
盾の内側に短刀を仕込める盾もある。
高い攻撃力を持たせる為に刃や突起物などを有する物や、ランタンや他の道具を取り付け複合化した物など。
記念・賞としての盾 [編集]
賞を与える時に、『盾』を与える事がある。この場合は木偏付きの『楯』表記を使う事もある。
イタリアのサッカーリーグセリエAで優勝することを「スクデットを取る」というが、この「スクデット」も盾を意味する。
中央競馬の天皇賞では優勝馬の馬主に対して楯が下賜されることから、同競走の略称として「盾」と呼ぶことがある。
オフチ ふくち ブラン ぶんかく プラント スマ フロック トトッ メタロ ダイオプ ブリキア パタゴニア ライン パラメータ ジューク ハンガー ビエン きつね ピラミッド ビールス バーテン トパバス パーマワ チュリア しろくま そうこ ハラーム ヒューズ デスバ ループ ティーツ ライブ イペリッ ナビオギ シーディ イザベ アカシア こじゅう オールロ ゼット パートナ リソース レサーチ シュツルー ケオキキ レモン ピッチ ラック まくわ トータル
比喩 [編集]
『人間の盾』とは、人質を利用して敵を攻め込ませないようにすること。稀に個人の独断で自発的に行われることもある。文字通り人が盾になっている。
『後ろ盾』とは、陰から協力すること。
『矛盾』(むじゅん)とは、辻褄の合わないこと。中国の故事が由来。
『砂漠の盾(デザートシールド)』とは、湾岸戦争の作戦名。
『醜の御盾』(しこのみたて)とは戦前の日本で言われた表現で、“卑しい私ですが、天皇陛下を全力でお守りします”の意。
アメリカの警察では、“市民の護り手”の意を込め、盾をかたどった身分証明徽章(バッジ)を使用している機関がある。